甲斐バンド BEATNK TOUR 08−09
          −THE ONE NIGHT STAND−

      2009.1.17(土)          長良川国際会議場メインホール 

今年初めてのライブは甲斐バンド。
70年代後半から大好きでよく聴いていたのだがライブはまったくの初めてだ。
またこの会場も初めてで、なんか初めてづくしって感じだな。
岐阜はまだ市電が走っている頃、友人と3人で金華山に登ったり
鵜飼見物をした思い出の土地で
追加公演しかもホール最終日に甲斐バンドとしての最後のツアーに
参加するなんてそれだけで夢見心地である。
だけども(陽水調)問題は今日のライブ、映像などで見る甲斐バンド
もうガンガンのノリノリのイケイケで
こんな私でついていけるかな。なんとかなるか。
行きの電車でそんな思いが交差していた。

会場にギリギリに入るとステージは夜の都会をイメージした背景となっていて
Kai Bandのロゴが浮かび上がっている。
じっとそれを見ていた。でもなかなか始まらない。
開演6時半の予定が15分過ぎてオープニングは
25時の追跡
今は亡き大森信和さんの曲だ。

胸いっぱいの愛 / 感触(タッチ) / らせん階段 / ナイトウェーブ / シーズン
ビューティフル・エネルギー / カーテン / シネマクラブ / 裏切りの街角


思った通り最初からオールスタンディング。
こんな歌もあったなぁと遠い昔を思い出しながら
それでも感傷に浸る暇もないくらい次々と演奏曲が出てくる。
甲斐さんは声も動きもすべてセクシィ
しばし見とれて手拍子のタイミングを外すこと間々あり
隣席の人と接触すること間々あり。
ビューティフル・エネルギーは、ギターの松藤さんの声にフューチャー
滑るような少し甘い柔らかい感じが素敵だ。
MCはほとんどないのだが先ごろの「九州少年」の書店でのサイン会に触れて
「サイン会というのは言い換えると握手会なんだね。もう2度と御免」と冗談っぽく
私も買ったのだけどもちろんサインはなしで、甲斐さんのパワーの源は
家族(特に母親)故郷なんだと痛感した。

安奈 / 嵐の季節 / 地下室のメロディ / 氷のくちびる / ポップコーンをほおばって 
翼あるもの / Lady / Hero(ヒーローになる時、それは今)

ほとんど息つく暇もなく、有名な曲がどんどん続いて、実に美味しいラインナップ。
感激ししたのは、嵐の季節のサビ
 「そうさ コートの襟を立て じっと風をやりすごせ〜」の大合唱
会場全体が大きなうねりとなって盛り上がる。
マイクスタンドを持ち上げ回す。さかんに身体全体を使って観客にアピールする甲斐さん。
さん付けで呼ぶより甲斐よしひろ!
もともと紙ジャケ復刻盤(オリジナルジャケットに拘った)シリーズを出すにあたって、
一夜限りのプレミアムライブを行ない
そして限られた人間だけでなくより多くの人に足を運んでもらいたい
そんな意向で計画したこのツアー
支えてくれたファンへの思いが胸に届くようなバンド演奏だった。
ツインドラムってあまり見たことないけどすごい迫力だ。
田中一郎さんのギターもカッコイイけど昔の面影をどこかに
探しながら見ていた。

アンコール
漂泊者(アウトロー) / きんぽうげ / 観覧車’82

きんぽうげが聴けただけでも来た甲斐があった。それほど感激した。もう大好きな曲なのだ。

アンコール2
破れたハートを売り物に / ラヴ・マイナス・ゼロ / 100万$ナイト

ラストにふさわしい100万$ナイトでは、強大なミラーボールが降りてきて
雪を降らしたような照明でとっても綺麗で
おお〜!と声を上げたくなるほどだ。
何よりも甲斐さんのボーカルに圧倒された。

そして終演。2時間半あっというまに過ぎたが、十分に燃え尽きた感じだ。
そして猛烈な空腹感が襲ってきた。昼から何も食べてなかったのだった。



あれから1週間、今も “破れたハートを売り物にして〜”が頭の中をグルグル回って離れない。
                     
                                              2009.1.25記

次回は及川恒平さんの・・・・ つもり