そして つま恋(3)

トイレを済ませ、ブロックに戻った私は、この高ぶった気持ちをなんとか表現しようとメモ帳とペンを取り出した。

でも書けなかった。何かどうにも落ち着かないのだ。近くの人が話しかけてくれるのだが、何か気もそぞろだった。

でも、話し掛けてくれた人は、今度どこかで会ったら色々話をしてみたい魅力的な人でした。(女性です)

たまたま近くにいた人が
まったく知らない人ではなかったケースもあって悪い事はできないなぁ。(してないけど)

ステージの始まりは、意外と静かだといつも思うのだが、今回も不思議なくらい普通だった。

そのうちバンドの演奏が聞こえてくるとウォーっと歓声が。

もうたまりません。

ステージの内容は別のページでどうぞ。

最初の休憩は30分だったか、もう動くのがすっかり面倒になっている。かといってラストまでは、我慢できないし。

辺りを見渡すと結構女性が多かった。身に着けているものから誰のファンなのか推察する。

こうせつファンは、かなり張り切っているように見えた。

卒業式あとの色紙のように、住所と氏名をノートに書いているグループもある。よそのブロックから人を捜しに来る人もいる。

あら〜二人連れの男女は、夫婦じゃないのか〜などと考えているうちにあっというまに次のステージが始まった。

結局、第3部終わってからトイレに立つ事となった。それこそ遥かなる想い(?)である。

しかし、長い行列である。こういう時、自分の並んだ列だけ進み具合が遅いように感じられる。

ずいぶんと時間を取られたので急いで戻ろうとすると後ろから

「すみません」と美しい声が。よく朝のワイドショーで見かけるレポーターだった。

「フジテレビですが、お話聞かせていただけませんか」

えっ、そんなカメラは困ります。化粧は剥げて、髪の毛はぺっちゃんこだし。

口には出さなかったが、心の中でつぶやいた。

でもそれはそれ、持ち前の図々しさで、二言三言喋ってみた。

「長丁場ですが、疲れてはいませんか」テレビで見るより小柄で若い印象のレポーターが尋ねる。

「大丈夫です。元気です。ここへ来られただけで幸せです。」なんちゃって・・・・

翌々日のワイドショーを録画しておいてあとから観てみたら、放送されていなかった。

そんなものだ。でも内心ホッとした。テレビって横に広がって見えるらしいから。

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