さらば つま恋  (最終章)

最後の拓郎のステージになって数曲演奏したあと、まだあれはやっていないな〜と演奏していない曲が気になってきた。

それは「人生を語らず」だったり、誰が言ったかラジオ体操の「落陽
だったりする。

私の場合、最終の新幹線に乗るために、早めに帰ることは覚悟しているのだがやっぱりみんなで盛り上がる曲を

一緒に盛り上がって気持ちよくその場を抜けたい気持ちがあった。

9時近い頃だったか
「落陽」が始まってやっぱり独特の盛り上がりになってきた。

こうなってくると、できるだけ長く居座りたい気分と、帰るなら今しかないという気持ちで揺れる。

それで結局、2回目かな?間奏途中で、タイミングよく荷物を背負って柵をくぐって抜け出した。

それからすぐに花火が上がって、あれは凄かった。

花火もだけど観客が、皆同じような角度で空を見上げている姿が凄かった。

こんなにも人がいたのと改めて思った、あの夜の光景は頭にこびりついて離れない。

少し小高い場所にやっとたどり着いてから私も落ち着いて花火を見上げた。とってもきれいだった。

もう少しここで立って見ていようかなとも思ったが、後から同じように帰る人の群れが押し寄せてきた。

これでライブ会場ともお別れかと思っていたところで、タイミングよく「a day」が流れてきた。

夜道は暗いのでミニライトを点灯させたまま歩く。朝来た時は右手に見えたステージを今度は左手に・・・

「今日までそして明日から」が流れてきて少したたずんで耳を傾けた。感慨深かった。

そして外へ出て、シャトルバス乗り場まで結構歩いて、上着が要らないほど汗をかいた。。

バスに乗ればもう掛川駅。やれやれと思ったとたんお腹が空いてきた。上手い具合に駅ではおにぎりを特別販売していた。

十分に時間があったので、待合室で食べながら無事に駅に着いたとお世話になった方にメールを入れる。

また同じように新幹線に乗り、名古屋駅で乗り換えた。

地元の駅には息子が迎えに来ていた。あぁ助かった。もうクタクタで歩く気力は残っていなかった。

家に帰って荷物を出していたら、置いていったと思っていた折りたたみの傘が入っていた。

こうやって、私の最も長くて楽しい一日は終わった。 (終)            2006年12月2日 記

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